追分めぐみ   サイトマップ  
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追分さんが挿した○×△□の絵と、子供が描く○×△□の絵との違いは何でしょうか。彼女がひねる陶器と、初めての人が土をこねて作る陶器との違いは何でしょうか。
彼女は私の作品はだれでも「自分でもできると思うんです」と笑って話す。
自由奔放にひねり、表現する作品は、機能的であると同時に見る人を温かい雰囲気に包み、楽しさがあふれ、一見矛盾するようないくつもの要素を一つの器のなかに見事に融和させている完成された作品である。
画家たちは○×△□を描くことで、‘描く作品’を完成させることの難しさを知っている。彼女はいとも簡単に○×△□の絵をその作品に描き込んでゆく。
それは絵画の世界においても、自己の裁量と自己の創造力を到達した作家のみこそが出来る技であろう。
「美術」というものが、「美術のための美術」に陥り、「難しくてわけがわからない」もの、または商業社会の中で「大衆的でつまらない」ものになってしまった。


このような状況の中で追分さんの作品は美術と社会の関係回復、「美術マニア」と「消費者」の嗜好を同時に満たす存在として大きな役割を果たしているといえる。
追分さんの作品の多くは‘使える陶器であること’に注目しなければならない。
作家の卓越した表現力と技量もって作品を描き、ひねり表現した作品を食器、酒器、茶器として用いる。盛りつけた料理、注がれる酒、カップに満ちる紅茶・・・・
作品に盛られる食材を、まるで魔法の調味料をふりかけたような崇高な味に変えてしまうのである。彼女の作品は、私たちの空間に温かい雰囲気でみたし、楽しさで包み、使う人に‘至福の時’を与えてくれるのである。

どこにでも誰でも画ける、形作れるようで、しかし誰にもできないことを完成させたこの作家の卓越した表現力と技量を高く評価したい。

「使っても良し、飾っても良し」
2004.08.12 岡 正治
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