追分めぐみ   サイトマップ  
exhibition message essay gallery contactus shop
展示会情報

 
【 VOL.35】 「清盛」を判官贔屓する。  
     
 
 

海に沈んだ月
 
「清盛」を判官贔屓する。

自分が「良い」と思ったモノを人が「つまらない」と言った時、人が「いいでしょう?」と同意を求めてきたモノの良さがピンとこなかったかった時。
はじめ「ぽかん」とした間があって、後でじわじわ寂しさがやって来る。

数学と違って絶対的な正解があるわけではなく美術、表現というものは受ける側の感性で評価が大きく異なるは当然だ。
そうと分かってはいても自分と人とのズレを感じた時、もしや自分の感性は実はひどいもので、自分の手から生まれるモノはとんでもない「勘違い」なのではないかと『どん』と光のない部屋に突っ込まれた気分になる。
しかし独断と自信がなく、どうしてモノを創ることができ、その上発表することまでできるだろう。
評価されていない現実が「正解」なのか、評価されるはずだと信じてる自分が「正解」なのか、その答えはすぐに分かるものではないはずだ。


1月11日の毎日新聞の記事を読んで思わず「えっ?」と声がでた。
清盛関係の展示施設を近々オープン予定の兵庫県の知事が大河ドラマ「平清盛」を酷評し、NHKに内容改善を申し入れるというのだ。

ドラマ嫌いで、語学勉強の為(?)の韓国ドラマを除いたら大河も朝ドラも海外物も全く見ていないのだが、去年たまたま辻邦生の『西行花伝』をおもいきり苦戦してなんとか読み終えたという事があったので、西行も出るという「平清盛」その一回目の放送を興味もって見ていた。
印象は「画面が汚い。清盛が生き生き描かれてない。」という知事のものとは全く違っていた。

この記事を読んで「ぽかん」とした間の後、じわじわ腹が立ってきた。
いつもと違うところにひっかかる。 
知事が「知事」として「NHK」に抗議するというところに引っかかる。

  たかが「ドラマ」 されど「ドラマ」

「平清盛」 初回視聴率は歴代ワースト3位だったそうだ。
俄然このドラマ、2回目3回目を続けて見る気になってきた。

「うん?」 知事とNHKにうまく嵌められたかな。


2012.2.15
追分 めぐみ
 
preview List next
 
CSE YOUSEE VERASHOP
COPYRIGHT Creative System Engineering Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.