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【 VOL.4 】 秘めた想い  
     
 
 
「要素」がいっぱい!
 
秘めた想い
 

学生時代、TVドラマ好きの友人と私の狭い下宿で共にドラマを見る事があった。見終わるやいなや、友は二度と私と一緒にドラマを見ない、と宣言した。

私はドラマが嫌いだ。 日常のふりをしたあり得ない状況、あり得ない展開、性格、セリフ。 その1つ1つに怒り、文句を言い続けていたのだから、虚構を虚構として楽しめる、正統派ドラマファンの友は耐えがたかったに違いない!

そんな私が中年になって韓国語の勉強を始めた。 勉強の為とはいえ、ドラマには、やはり抵抗がある。そこで、初めはドラマではなく映画を見ようとした。

映画とドラマはどこが違うのか?

ドラマは人物のみを追いかけての撮影が多く、しかもアップの連続だ。感情的になってばかりの登場人物のアップ、アップ、アップ、涙、涙、涙だ。(それにイチイチ反応する自分の肉体と精神の単純さ! それが又、腹立たしい!)
次にセリフ。 ドラマは映画に比べて圧倒的にセリフが多い。筋も背景も、秘めた想いさえ、セリフで説明しながら進行してゆく。 現実にこんなにしゃべったら全ての人間関係が壊れるに違いない。「それをいっちゃぁおしまいよ。」がおしまいにならず、延々と無神経な会話は繰り返される。

しかし、だから、そうなのだ。 映画はセリフが少なく、語学勉強にはもの足らない、、、、。  そんな言い訳をしつつ、抵抗しつつ、結局はとりわけドロドロで有名な韓国ドラマを見続け、困った事には、元々ドラマを見る事に免疫の無かった私は、ドラマに出てくる激しいやりとりや、やけどしそうな熱い会話が現実と区別できず、とっても間違った韓国語の「非日常会話」をマスターしつつある、ような気がする。

秘める想いを外国語でたとえマスターできたとしても、その国の「日常生活」は送れないのだ。

2010.10.30
追分 めぐみ
 
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